墓じまいとは遺骨の引越し。その手順と、遺骨の行き先は?


無縁墓にしないために、昨今、増えているという『墓じまい』についてご紹介していきます。

墓じまいとは遺骨の引越し

墓じまいとは、一言で言ってしまえば遺骨の引越しのことです。
遺骨の引越しとはなんぞや?
それは、現在の墓を片付けて、寺や墓地の管理者に敷地を更地にして返すことです。その場合、墓には遺骨が安置されているのでその遺骨をどこへ引越しさせるかが問題になってきます。
このような墓じまいが増えているのは、少子化と、墓の継承者が就職などのために都会へ出て行ってしまう事に原因があります。
墓の継承者が不在の場合には墓を守る者がいないため、墓は放置されて荒れて、最後には無縁墓になってしまいます。そのようなことが無いように生前に自分の死後の後始末をつけていきたいというのです。

墓じまいの手順

では墓じまいをする事になったら、何から手を付ければ良いのか?その手順としては、
①親戚の同意を得る
②墓地の管理者に伝える
③改葬許可の申請手続きを行う
・改葬許可申請書
・埋葬証明書(数百円〜数千円)
・受入証明書(改葬先の墓地の管理者から)
④石材店を決める(2〜3社見積もりを取る)
⑤墓じまいの作業と経費
「魂抜き」「閉眼供養」(布施として2〜5万円)
墓の撤去作業・・目安 1㎡ 10万円
追加料金 洗骨→1体2万円程度
散骨のために粉にする場合→1万円
離壇料が必要な時→5〜20万円
時間と、手間と、経費がかかるようです。

墓じまいの後の遺骨の行き先は?

永代供養(合祀・合葬)
墓じまいのあとの遺骨の行き先トップが公営墓地への改葬合祀で、3位が菩提寺での永代供養です。双方を合わせると、ほぼ6割。半数以上の人が遺骨の移動先に永代供養を選んでいます。
永代供養は最初に費用がかかるだけで、その後の費用は発生せず、将来にわたり供養が続きます。また、遺された人が永代供養の場所へお墓参りできるというのも、選ばれる理由かもしれません。

散骨
永代供養と同様に、遺骨を永久に手放すことができ、将来的にも経費がかからない。海洋散骨・山中散骨・空中散骨等々あります。
2017年時点で、散骨を規定する法律はありませんが、遺骨であることがわからないように1〜2㎜以下の粉末状に砕かなければいけません。
遺骨とわかる状態で海に投げ入れた場合、遺骨遺棄罪に抵触する可能性があります。

納骨堂・手元供養
他の人の遺骨と混ざるのに抵抗があり、近くで供養をしたいという場合の選択肢。
納骨堂の場合は永代供養料+年間維持管理費が必要となります。
これらの場合は、どちらも、供養する人がいなくなった時、残された遺骨をどうするかを考える必要があります。

まとめ

墓じまいと一言で言ってもルールに法って行わなければならない細かな手続きが多く、またトラブルも発生しているということです。
業者に依頼するにしても複数業社に相見積もりをもらいよく検討して始めないと最終的にとても高額なものになってしまうようです。
いっそのこと、これからは最初からお墓は作らないという選択がベストなのかもしれません。

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